ホワイトカラー・エグゼンプション [WORD]
今朝のニュースで見て、こんな制度が導入されるかもしれない事を知りました。
対象となる人は、管理職級の人だという事で、自分には直接影響はないけど、もしかしたら遠い将来対象者になるかもしれないので、調べてみました。
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労働基準法に基づく労働の時間規制(1日8時間など)を除外し、成果などを基に賃金を支払う制度。
米国の制度をモデルにしていて、年収など一定の要件を満たす管理職一歩手前の企画、研究職などのホワイトカラー労働者を対象に導入を検討している。
本人の裁量で、例えば繁忙期には連続24時間働き、そうでない時は1時間勤務も可能となる。
一方、時間規制がないため、どれだけ働いても残業代は一切支払われない。
2006年12月に厚生労働省が示した原案では、年収800万前後の管理職、または管理職手前の正社員のみが対象となる見込みである。全給与労働者(アルバイト・パートも含めた労働者)の数%が対象となる事になる。
日本においては現状導入されていない制度であるが、2005年6月に日本経団連が提言を行い、2006年6月に厚生労働省(労働政策審議会労働条件分科会)が素案を示した。早ければ2008年度にも立法し施行される可能性がある。
2005年6月21日付けで公表された日本経団連の提言するホワイトカラーエグゼンプション制度の内容
・適用対象者(年収条件は例示)
現行の専門業務型裁量労働制の対象業務従事者(賃金要件を問わない)
法令で定めた業務の従事者で、月給制か年俸制、年収が400万円か全労働者の平均給与所得以上の者
労使委員会の決議により定めた業務で、月給制か年俸制、年収が400万円か全労働者の平均給与所得以上の者
労使協定により定めた業務の従事者で、月給制か年俸制、年収が700万円か全労働者の給与所得上位20%以上の者
・除外内容
労働時間・休憩・休日・深夜業の規制からの除外
・賃金控除
遅刻・早退・休憩時間に関する賃金控除は行わない。欠勤は賃金控除の対象
・労働者の健康への配慮
企業の業種・業務・職種内容に応じ、産業医の活用方法・取り組みなどを自主的に労使で決定
・規定方法
労働基準法第41条(労働時間規制の適用除外)に追加
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何ともコメントしにくい内容です。
労働者の立場としては、なんでこういう事はアメリカの真似をするのかな…って感じです。
成果主義へ転換しつつあるのは分かるけど、どう考えたって、反発の声が大きくなるのは分かってるのにね。
みなさんはどう思いますか?
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